雄踏町について

雄踏町は静岡県浜松市西区にある、人口1万5000人ほどの町。
(※人口は2024年10月の浜松市発表の町字別・年齢別人口表より。)

浜名湖に接し、豊かな水産物がとれ、農業も盛んです。

そんなのどかな風景を持ちながら、ショッピングモールや医療機関、町立保育園・町立小学校・町立中学校、公園や広い幹線道路まで充実しており、子育てにも非常に利便性が高い町なのです。最近は若いご夫婦の新築が相次いでいます。

鉄道はありませんが、隣の舞阪町にある舞阪駅まで、それほど遠くありません。舞阪駅から浜松駅までは2駅。浜松駅からは新幹線へすぐに乗り換えができます。

東名高速道路直結の環状線も通っており、愛知県などから短時間で来ることができます。週末のイオンモールは、愛知県ナンバーの車でにぎわっています。(※イオンモールはとなりの志都呂町になります。雄踏町とのちょうど境目にあります。)

雪が降ることは数年に1回程度で、ほとんど積もることはありません。温暖で暮らしやすい気候です。スタッドレスタイヤを買うことも、雪下ろしをすることもありません。積もった雪を見たことがない子供たちもたくさんいます。

また、大きな区画整理を伴う開発はほとんどなかったため、昔ながらの風景が数多く残っており、歴史や風土研究にも最適です。

日本武尊(ヤマトタケル)ゆかりの地

雄踏町はかつて日本武尊(ヤマトタケル)が東征の折、立ち寄った地との伝説が残っています。

金山神社にはその伝説の碑文が書かれています。現在は雄踏図書館の裏にある「金山天神社」に見ることができます。

雄踏図書館にはヤマトタケルの像もあります。(下写真/筆者撮影/図書館許可済)

「雄踏」という名は、ヤマトタケル東征の折、この地に泊まり、出発の際に「詰(おたけび)ヲ建(ふみたけ)ビ給 イシヨリ・・・(雄叫びをあげ地面を踏みしめ出発した)」という伝説にちなみ、つけられた名称なのです。

雄踏図書館入り口にあるヤマトタケルの像(主催者撮影・図書館撮影許可済み)

日本武命の像
作者:齋藤尤鶴(さいとうゆうかく)

新村名の由来(雄踏町沿革誌)

村社金山神社ノ社傅ニ曰ク
日本武命御東征ノ砌リ
皇軍此浦ニ泊リ給ヒテ
當金山ノ上ニ登リ
伊都ノ雄誥ヲ踏建ビ給ヒシヨリ
此里ヲ雄踏ト号スト云フ
右古事ヲ慕ヒテ新村名ト為ス

家康にもゆかりが

雄踏にある国指定重要文化財「中村家住宅」は、徳川家康の側室お万の方が、家康の第二子 於義丸(おぎまる – 後の福井藩主 結城秀康)を出産し育てた家として知られています。敷地内には於義丸の胞衣を祀った胞衣塚もあります。

当時の姿を残す江戸情緒あふれるたたずまいで、家康やその家族はどんな風景を見ていたのだろう、と想像してしまいます。

中村家(撮影:太田アベル)

 

ごく最近まで中村家を継いだ方が実際にお住まいでした。その後雄踏町へ寄贈されました。現在は有料で見学することができます。(障がい者・介助者は無料。)

所在地 浜松市西区雄踏町宇布見4912-1
電話 053-596-5585
開館日 金・土・日曜日、祝日
※12月28日から1月4日までは休館
開館時間 午前9:30から午後4:30
観覧料 大人 200円
高校生 100円
障がい者・介助者 無料
団体割引あり

古橋廣之進 生誕の地

かつて“フジヤマのトビウオ”として知られた水泳選手 古橋 廣之進(ふるはし ひろのしん)さんも、雄踏町の出身です。

第二次世界大戦終了後に彗星の如く現れた選手で、次々と世界記録を塗り替えました。

雄踏町には、顕彰碑や当時のプール跡(観覧席のみの復元)なども残されており、町の偉人としていまも尊敬を集めています。

古橋廣之進さんについてのWikiPediaはこちら

 

南区にある浜松市営プール「古橋廣之進記念 浜松市創業水泳場 TOBIO(トビオ)」は、廣之進さんのトビウオをもじった名前で、館内には偉業をたたえる像なども飾られています。

温水プール(幼児~大会用50m)、ジム、ジャグジーなども完備。巨大なバケツがひっくり返る立体遊具は、いつでも大人気!大人700円、子ども350円というお手ごろな価格で、1日中楽しめます!(※最盛期は3時間などの時間制限となる場合もあります。)

夏休みは外の無料プールも開放されます。とはいえ、駐車場に困るほどの大混雑となりますので、TOBIOのホームページの混雑状況を見てから行くといいでしょう。

魅力あふれる雄踏町へよらっせ!

雄踏町はとても静かで、心安まる”不便すぎない田舎”。僕はこのゆったりした空気が大好きなのです!

舞阪町、弁天島、浜松市中心街、舘山寺など、車で20分以内にいろいろな見どころ・遊び場もあります。

ぜひ雄踏町へよらっせ!(よっていって!)

ちょっと小話

そうそう、”よらっせ”で思い出しました。雄踏町の亀崎地区にある、地元で採れたばかり新鮮な魚介類や野菜を売るお店よらっせ!Yuto

雄踏弁まるだしのこの名前(笑)、じつは太田アベルの母が名付け親なんです!😀

完成前にネーミングを募集しており、応募したところ見事大賞に!お店の名前に採用されました。当時の様子は静岡新聞にも掲載されました。

 

ぷりっぷりの牡蠣、味が濃〜いあさり、カニ、うなぎまで!新鮮でおいしい海産物がお手ごろ価格です!うなぎの蒲焼き実演なんかもやっています。土日の朝などはめちゃ混みますが・・・

そうそう、「焼いてるふたり」というマンガにも、お店がちょっと出ているんですよ~!探してみてください😀(第1巻です)

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