先日第10回の小学校低学年向けプログラミング教室を開催しました!(2023年5月10日)
場所は浜松市の可美協働センター。夜18:30~19:30です。
今回の参加者は8人。
6月の発表に向けて、作品作りの継続をしていきます。
前回の続きをおのおので進めていきますが、数人がかなり高度なプログラミングで詰まってしまう場面が見られました。
現状の発表
まずは現状、自分がどのような作品を作っているかの発表としました。
みんな真剣に他人の作品を見て、予想外のおもしろさに大変盛り上がりました!
プログラム(ソフト)は、他人に見せたり、他人が使っているところを見ると俄然やる気が出ます。このような発表でも、それぞれ改めて熱量が上がってきたようでした。
”身のほど”の見極めとは?
今回の自主製作では「現在の自分のプログラムレベルは、いまどのあたりなのか?」を、実際に作っていく上で感じてもらおうとも考えていました。
ただ、かなり高度すぎる部分に入ってしまい、問題解決を考える前に何をしたらいいのか、手が止まってしまう状態になったしまった子もいました。
これはプロのプログラマーでも比較的起こりがちな現象です。
見た目簡単にできそうなことが、実際に手を付けてみると予想を超えて手の込んだ設計を要することがあります。
たとえばセキュリティ関連、ネットワーク関連、ゲームなどに多く見られます。
ゲームは特にそうで、「マリオがジャンプする」というユーザーから見れば「A」ボタンを押せばすぐにできるようなことが、実際にプログラムするとなると、座標計算、当たり判定、アニメーション、音の同期、果ては物理計算まで理解が必要になってくるのです。
的に弾が当たったら点数がアップする・・・口で言えばひとことで済むような処理であっても、手順を分解すれば意外にたくさんの処理が動いているのです。
そのようなカベに当たりつつも、一手一手進めることを考えていたのですが、少々早急だったかと感じています。
そのような子は方向転換をし、まずは授業で教えたことのみで作品を作ることとしました。
方向転換には葛藤があったものの、教えたことのみでやり始めたらすいすいと作り出し、結果楽しく完成させることができそうです。まずなんでもいいから完成させること。完成の積み重ねも非常に重要です。
今回の作品作りは学びが多い回となりそうです。
6月の発表は全員が楽しみにしています。