先日小学校低学年向けプログラミング教室を開催しました!(2022年11月16日)
場所は浜松市の可美協働センター。夜18:30~19:30です。
初めての教室の参加者は7人。
きょうだいで1台のタブレットを見ている子もいましたが、やはり1人1台の端末があったほうがよかったですね。
第1回はまず「プログラミングってなに?」
- プログラムとはどこで使われているのか
- どんな役に立つのか
- 自分たちが作れるようになると、どんなことができるのか
概念的なことからはじめました。
“子どものプログラミング教室”というと、いきなり楽しそうなゲームっぽいツールが出てきて、見ず知らず(笑)のロボットを動かそう!とか、絵を動かしてみよう!などとなります。
教室にとっては、理由がなくても”とにかく楽しませたほうがやりやすい”のかもしれませんが、そもそも子どもたちが「なぜ」プログラムを学ばなければならないのか?プログラムとは自分たちの人生に関係があるのか?をしっかりと知る必要があると考えています。
「ゲームっぽいことができるから楽しい!」だけではいけない、と僕は考えています。
なので多少講義っぽくなりますが、実生活ではどんな場所で役立っているのかを紹介することから始めました。
実生活でのつながりが感じられると、学んだ末にプログラム技術をどこで活かせるのか、どうやって活かしてみようか、考えられるようになるはずです。
それはすなわち、将来のビジネスの手段をふくらめることになります。
下の写真の通り、こんな講義から始めても、子どもたちは驚きと強い興味を示してくれました。
プログラムを作る理由(動機)のほうが、技術より大切なのです。
実技
使うツールは「Scratch(スクラッチ)」。
僕がコンピュータにのめりこんだ時代(40年前😅)は、真っ暗な画面にBasicだのCだのアセンブラだのを打ち込んでいくのがアタリマエでしたが、いつまでたっても目に見える成果が出ないのが苦しい。
よほど強烈な興味がなければすぐにやめたくなるでしょう。
その点、Scratchはいろいろ簡略化されている部分はあるものの、すぐにキャラクターが動き、音を出すことができるので便利ですね。
今の時代向けです。
今回は画面全体の説明、「キャラクター」「ブロック」などといった用語を学習しました。
その後はブロックを組み立て、猫が前に進んだり、セリフをしゃべったり、自分の作ったプログラムで動くところまでを確認。
子どもたちはこちらが何も言わなくても、勝手に数値を大変更し、猫が画面を飛び出して見えなくなったり、猫が紫色の怪物になったりするのを見て、ゲラゲラ笑って遊んでいました。
なんでも先生の言うとおりではなく、勝手にやってみる、これも大切なこと。
いっしょに笑いながら体験をしました。