先日第2回の小学校低学年向けプログラミング教室を開催しました!(2022年12月7日)
場所は浜松市の可美協働センター。夜18:30~19:30です。
今回の参加者は6人。
今回はそれぞれタブレットなりパソコンなりを持ってきてくれ、ひとり1台の環境を作ることができました。
ただ、iOS・Android・Windows・Macと、OSから操作法からバラバラで、説明と設定がなかなかむずかしい!開始準備だけで10分を要してしまいました。
さらに7インチの小さなタブレットではScratchの画面がはみ出してしまい、実行ボタンが押せないことも。
かといって人数分の機材を自腹で買うのはきびしい・・・😓
10インチの安いAndroidタブレットで対応できるか、テストで取り寄せ中です。使えるようならママさんがたに勧めていこうと思います。
ま、使えなくても当サイトのレビュー記事にすればいいですからね!(出費は痛いですが)
第2回は「”もし”ってなに?」です。
プログラムの非常に重要な概念に「もし(if構文)」があります。
プログラムは人間がするべき多数の条件判断を肩代わりし、自分で動く必要があります。しかし、その判断はYes/Noに単純化しプログラムする必要があります。
それが「もし(if構文)」です。
単純なif構文を積み重ねることで、より複雑な状況を判断できるようになっていきます。
いまのAIであれ、自動運転の自動車であれ、ほとんどがifのカタマリです。信じられないほど大量のifの末に実行があり、現実に動作していくのです。
子どもたちにはまず、「コンピュータは自分が教えたことしかできない」という概念から教えていきます。
どんな危険な状態でも、コンピュータはプログラムされていなければ避けることはしません。水に落ちても逃げ出そうともしません。壁にぶつかっても進み続けます。
人間のあかちゃんとはまた違う、「教えたこと以外は、本当に何もしない」という概念を教えました。
コンピュータに教えること、それこそがプログラムなのです。
実技
使うツールは「Scratch(スクラッチ)」。
まず前回の復習をし、「キャラクター」「ブロック」などといった単語を再確認します。
緑フラッグを押したら猫が進む、これをもう一度再現できるかをテストします。
ほとんど忘れているだろうな、と思ったら、友達と話したりしながら意外にもほとんどの子が完成できました。すごい!
いよいよ「もし」ブロックの使い方。
Scratchではブロックの中にブロックを入れたり、条件文を小さな穴に合わせたりと、どちらかといえば操作面で苦労しました。
小さな子はなかなかブロックをはめられず、かんしゃくを起こしてしまうことも。
また複数のブロックの組み合わせを作っていくうちに、ブロックがいつの間にか外れてしまったりと、ロジックを構築する前に操作のサポートばかりが増えてしまいました。
この点をうまく解決できないか、考え中です。子どもたちの慣れに期待するしかないかもしれません。
20分ほどで無事、猫にりんごが重なったら「おいしい!」というセリフが出るところまでたどり着くことができました。
完成後はセリフを顔文字にしたり、ものすごく長くしたりと、またそれぞれ独創的な遊びを考えていました。