先日第7回の小学校低学年向けプログラミング教室を開催しました!(2023年2月22日)
場所は浜松市の可美協働センター。夜18:30~19:30です。
今回の参加者は6人。
今回はプログラムからは少し離れて、タッチタイピングの練習にしました。というのも、小学校でブラウザで動くタイピングソフト「ポップタイピング」が流行っているようで、タイピングが速くなりたい!という生徒さんがいるからです。
小さな子も高度なプログラムは少しついて来れないこともあり、気分を変えてタッチタイピングの練習となりました。
とはいえ、パソコンで作業する場合、タッチタイピングができればあらゆる作業が早くなります。もちろんプログラミングにも多大な影響があります。
タイピングのコツは・・・ない!
さてタイピング。
ゲームで速く打ちたい子は、どんなスタイルでもいいから手をできるだけ早く動かそう、となりがちです。
それは例えるなら、短距離走で速く走りたいのに、絶対に早くなれない我流のスタイルで一生懸命がんばろうとすることと同じです。地味ですが、まずしっかりしたフォーム身につけた方が、結局のところ早く上達します。
僕自身、最初は指が決められたタッチタイピングをバカにしていました。めちゃくちゃなスタイルでもある程度早く打ててはいたのです。
しかしある時、先輩の協力でCDソフトのタイトル入力を手伝った時、先輩の驚くべきタイピング速度に驚愕したのです。僕の我流のスタイルではどんなに速く打っても先輩には追いつかなかったのです。ついでに言えば、先輩のほうがたくさん入力しているのに、あきらかに僕のほうが疲れていました(笑)。
その先輩は、しっかりとブラインドタッチの基礎を身につけていました。
その後、僕も指の位置を必死で訂正し、ようやっと人並み以上の速度で打てるようになったのです。
どうせ身につけるなら子供のうちからやっておくのは、とても得だと思います。
子供達にはまず僕の打つスタイルを見てもらいました。
- 顔はまっすぐ画面だけをみて、目線をキーボードと画面を往復させない。
- 手のひらはなるべくパソコンから離さず、指を動かしたらホームポジションに戻る。
- 背筋はまっすぐに。
そんな地味な組み合わせが、非常に速いタイピングを生むのだと説明し、見本を示しました。ポップタイピング、P検のタイピングソフトなどで試し、実際に高得点が出ることを見たことで、みんな実感できたようです。
やっぱり基本を教えるなら、本人がしっかりできないといけないですよね!
基本を理解した子どもたちは、それぞれがんばって練習しました。
薬指、小指は非常にむずかしく、手の小さな子供ではEnterやQなど角のキーには届きにくいようでしたが、なんとか基礎を守ろうとがんばっていました。
慣れてきたらテストをしてみるのもおもしろそうだな、と思いました。